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海外旅行に出発するときは、空港の外貨両替所で旅行先の通貨に両替する方が多いですよね。
でも、実際に手数料が安くてお得なのは、空港なんでしょうか。それとも街にある銀行の支店や金券ショップなんでしょうか。
実際に20店舗で12通貨の両替レートを丸一日かけて徹底的に調べ、どこが安いのかをはっきりさせました。
海外旅行するときのために、ぜひ覚えておいてください。
12通貨のレート・手数料を20店舗で調査
日本人の利用頻度が高そうな通貨を中心に、メジャーな通貨からマイナー通貨まで12通貨を選びました。
レートだけでは手数料の差がわかりづらいので、5万円程度を両替した場合で比べています。調査日は2018年4月18日です。
外貨両替の手数料はどこもレートに含まれる形になっていて、手数料が別途必要な両替所はありませんでした。
レート比較した12通貨
日本円で5万円程度になるように、それぞれ外貨ベースで以下の金額を両替した場合の総額を比較しました。(通貨別の調査記事にリンクしています)
- アメリカドル(500USD)
- ユーロ(400EUR)
- 韓国ウォン(500,000KRW)
- 台湾ドル(12,000TWD)
- 中国人民元(3,000CNY)
- 香港ドル(3,000HKD)
- タイバーツ(15,000THB)
- オーストラリアドル(500AUD)
- イギリスポンド(300GBP)
- カナダドル(500CAD)
- シンガポールドル(600SGD)
- フィリピンペソ(25,000PHP)
調査した銀行
大手都市銀行の支店のほか、銀行が運営している空港の両替コーナーのレートも比較しました。
- みずほ銀行支店
- みずほ銀行外貨両替ショップ(羽田空港店、新宿西口店)
- 三菱UFJ銀行支店
- 三井住友銀行支店
- SMBC信託銀行外貨両替コーナー(羽田空港店)
調査した外貨両替所
専門店は銀行より高いのか安いのか調べました。
- GPA(成田空港グループの外貨両替専門店)
- トラベレックス
調査した金券ショップ(新宿中心)
最大手の大黒屋から小さな金券屋まで、東京・新宿を中心にレートを比較してみました。
- 大黒屋(新宿南口店、新宿思い出横町店、大阪なんば店、福岡博多筑紫口店)
- アクセスチケット(新宿西口店、新宿大ガード店)
- 甲南チケット(新宿西口思い出横丁店)
- ドルレンジャー(新宿西口店、東京駅前店)
- チケットオズ(新宿店)
調査した外貨宅配業者
宅配で自宅まで発送してくれる業者のレートはどうなのか気になったので、こちらも調べてみました。
- ドルユーロ
- GPA
- 大黒屋宅配
【結論1】最安値は金券ショップが多いものの注意が必要
長い記事になるので、全部比較してわかった大まかな結論からご紹介します。
- どの通貨でも金券ショップが安い傾向にある
- ドルやユーロはレートの差が小さい
- 韓国ウォンや台湾ドルなどマイナー通貨はレートの差が大きい。
- ドルやユーロは、どこで両替してもあまり損しない。
- それ以外の通貨は、両替金額の10%以上損することがあり、安い両替所を探す価値がある。
ということになります。
詳しく見ていきましょう。
「円からドル」の両替レート比較
メジャー通貨の代表として、アメリカドル(500ドル分)のレート比較結果です。(ハワイの空港も含む米ドル両替レートの比較はこちらの記事へ)
各カテゴリーごとに一番安い店舗だけ抜粋し、まとめて一覧表にしています。
一番安いのは、金券ショップのアクセスチケットでした。
大手金券ショップ(アクセスチケット) | ¥53,295 |
---|---|
▲ 手数料の差 590円 ▼ |
|
クレジットカードの海外キャッシング (エポスカード) |
¥53,885 |
▲ 手数料の差 625円 ▼ |
|
最大手金券ショップ(大黒屋) | ¥54,510 |
▲ 手数料の差 330円 ▼ |
|
外貨両替専門店(GPA) | ¥54,840 |
▲ 手数料の差 85円 ▼ |
|
空港の銀行系両替コーナー(SMBC信託) | ¥54,925 |
▲ 手数料の差 75円 ▼ |
|
銀行の支店(三菱UFJ銀行支店) | ¥55,000 |
▲ 手数料の差 85円 ▼ |
|
外貨宅配業者(ドルユーロ) | ¥55,085 |
最安のアクセスチケットと、最高値の外貨宅配ドルユーロとの金額差は「1,790円」となっています。
アクセスチケットは飛び抜けて安かったですが、それ以外はそれぞれ数百円の差しかありません。
ドルの場合、わざわざ時間と交通費をかけて最安値の金券ショップに行くほどの差があるかと言われると微妙なところです。
「円から韓国ウォン」の両替レート比較
次にマイナー通貨の代表として、韓国ウォン(500,000ウォン分)のレート比較結果です。(仁川空港も含む韓国ウォンレートの比較はこちらの記事へ)
ドル同様アクセスチケットが最安値となりましたが、それ以外の順位は大きく変動し、価格差も広がりました。
大手金券ショップ(アクセスチケット) | ¥50,050 |
---|---|
▲ 手数料の差 550円 ▼ |
|
クレジットカードの海外キャッシング (エポスカード) |
¥50,600 |
▲ 手数料の差 1,030円 ▼ |
|
外貨宅配業者(ドルユーロ) | ¥51,630 |
▲ 手数料の差 2,770円 ▼ |
|
空港の銀行系両替コーナー(みずほ) | ¥54,400 |
▲ 手数料の差 650円 ▼ |
|
外貨両替専門店(トラベレックス) | ¥55,050 |
▲ 手数料の差 2,600円 ▼ |
|
最大手金券ショップ(大黒屋) | ¥57,650 |
▲ 手数料の差 250円 ▼ |
|
銀行の支店(三行とも横並び) | ¥57,900 |
最安のアクセスチケットと最高値の銀行支店との間で、なんと「7,850円」もの金額差が付きました。
手数料の分だけで10%以上の差があることになります。家族で豪華な食事ができる金額ですね。
韓国ウォンだけではなく、他のマイナー通貨もやはりドルやユーロと比べて大きな価格差がありました。
そのため、「アジア旅行で外貨両替する際は金券ショップのレートを確認しに行く価値がある」という結論にしたいところですが、注意点もあります。
金券ショップを何度かチェックしてわかったことですが、金券ショップでの外貨販売はとにかく売り切れが多いです。
在庫があったとしても、数千円分しかないということも多々ありました。
1万円以上両替するためには、数店舗を回る必要があります。両替レートが良いからといって、金券ショップでまとまった金額を両替するのはなかなか難しいということは覚えておきましょう。
【結論2】クレジットカードの海外キャッシングはお得で便利
よく海外旅行する人には知られている話ですが、「クレジットカードを使った海外キャッシング」はとてもお得で手軽な外貨両替の手段です。
実際、上の米ドルと韓国ウォンのレート比較でも、海外キャッシングは僅差の2位に入っていますし、どの国でも使えて便利です。
海外キャッシングのやり方は、現地のATMを使って希望の金額の現地通貨を引き出すだけです。
多くのカードが海外キャッシングに対応していますが、手数料を最安にできておすすめなのは年会費無料のエポスカード。
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エポスカードは、初回の利息が30日間無料。2回目以降も日本のATMで繰上返済できるので、手軽に利息を抑えることができます。
海外キャッシングについては下の記事で詳しく解説しているので読んでみてください。
【海外キャッシング手数料比較】外貨両替よりクレジットカードがおすすめ
それでは、12通貨・20店舗の外貨両替比較結果を、それぞれのジャンルごとに見ていきましょう。
羽田空港の銀行系両替コーナーの外貨両替レート比較(みずほ、SMBC信託)
空港の外貨両替コーナーは、外貨両替する場所としては、一番便利で使いやすい両替所でしょう。
空港では飛行機の搭乗時間まで時間が余りがちですし、その時間を使って両替することができます。
今回は羽田空港の銀行系両替コーナーで調査を実施しました。
みずほ銀行とSMBC信託銀行のレート比較です。(三井住友銀行は、2018年4月から外貨両替コーナーの運営をグループのSMBC信託銀行に引き継いでいます)
みずほ銀行 | SMBC信託銀行 | |
---|---|---|
米ドル | ¥54,955 | ¥54,925 |
ユーロ | ¥54,652 | ¥54,640 |
韓国ウォン | ¥54,400 | ¥57,850 |
台湾ドル | ¥49,800 | 取り扱いなし |
中国元 | ¥56,640 | ¥56,580 |
香港ドル | ¥48,270 | ¥48,270 |
タイバーツ | ¥58,800 | 取り扱いなし |
豪ドル | ¥46,385 | ¥46,375 |
英ポンド | ¥49,290 | ¥49,260 |
カナダドル | ¥46,960 | ¥46,975 |
シンガポールドル | ¥51,948 | 取り扱いなし |
フィリピンペソ | ¥59,000 | 取り扱いなし |
SMBC信託銀行が5通貨で安く優勢と言えますが、ほとんどの通貨で数十円の差しか付きませんでした。
また、SMBC信託銀行で取り扱いがない通貨がいくつがあったほか、韓国ウォンだけ例外的にみずほ銀行が3,000円以上安くなっています。
空港の両替所は並び合っていて、利用者も簡単にレートの比較ができますから、ほぼ横並びのレートになっています。
とはいえ、今回の韓国ウォンのようにたまに大きな差が付くケースもあるようなので、空港では念のためいくつかの両替コーナーをチェックして両替するのがおすすめです。
銀行系の両替コーナーは、空港以外にもあります。
みずほ銀行 外貨両替ショップ |
大手町、銀座、池袋、渋谷、新宿、新宿西口、阪急梅田、秋葉原、鎌倉、新宿駅東南口、立川、東武川越、浜松町、原宿、東京駅八重洲口 |
---|---|
SMBC信託銀行 外貨両替コーナー |
浅草、秋葉原、有楽町マリオン、銀座、六本木、渋谷、二子玉川、新宿、新宿西口、池袋、横浜 |
新宿の両替コーナーを確認してみましたが、同じ銀行の系列ならレートは空港でも街でも同じでした。
空港で両替コーナーに並びたくないという方は、事前に街の両替所で外貨に換えておくのもよいかもしれません。
銀行支店の外貨両替レート比較(みずほ、三菱UFJ、三井住友)
次に銀行の支店で外貨両替した場合のレート比較です。大手都市銀行の三行で比べました。
みずほ銀行 | 三菱UFJ銀行 | 三井住友銀行 | |
---|---|---|---|
米ドル | ¥55,105 | ¥55,000 | ¥55,100 |
ユーロ | ¥55,452 | ¥54,640 | ¥54,644 |
韓国ウォン | ¥57,900 | ¥57,900 | ¥57,900 |
台湾ドル | - | - | ¥49,824 |
中国元 | - | - | ¥56,610 |
香港ドル | ¥48,270 | ¥48,270 | ¥48,270 |
タイバーツ | ¥58,800 | ¥58,650 | ¥57,750 |
豪ドル | ¥46,385 | ¥46,490 | ¥47,390 |
英ポンド | ¥49,290 | ¥49,593 | ¥49,293 |
カナダドル | ¥46,960 | ¥46,955 | ¥47,960 |
シンガポールドル | ¥51,948 | ¥52,566 | ¥52,566 |
フィリピンペソ | - | - | ¥59,000 |
ドルとユーロは三菱UFJ銀行が安く、みずほ銀行が安いのは4通貨、三井住友銀行が安いのは1通貨となしました。
三井住友銀行でしか取り扱っていない通貨もあり、どの銀行が安いとは一概に言い切れない結果ですね。
3つの都市銀行のレートを比べると、豪ドルが1,000円の差が付いたのみで、ほとんどが数百円の差に収まります。
そもそもですが、銀行の支店で両替するのは「空港の外貨両替所はレートが悪い」というイメージを持っている方が多いでしょう。
ですが、実際は多くの通貨で「空港にある銀行系の外貨両替所の方がレートがいい」ということがわかりました。
みずほ銀行については、「ドルやユーロなど一部通貨は、支店(一般営業店)より外貨両替コーナーがお得」とホームページにわざわざ記載しているほどです。(実際に安いのは米ドル、ユーロ、韓国ウォンでした)
空港で時間がないといった事情がなければ、銀行の支店で外貨両替するのはレート的にやめておくのがよいでしょう。
外貨両替専門店(GPA、トラベレックス)の外貨両替レート比較
空港には銀行系列の外貨両替所以外にも、外貨両替所があります。
その中でも代表的な、成田空港グループの「GPA」と、世界最大の外貨両替専門店「トラベレックス(Travelex)」のレートを比較しました。
トラベレックスのレートはオンラインで事前に購入し、空港で受け取った場合の金額です。
GPA | トラベレックス オンライン |
|
---|---|---|
米ドル | ¥54,840 | ¥54,885 |
ユーロ | ¥54,520 | ¥54,584 |
韓国ウォン | ¥57,350 | ¥55,050 |
台湾ドル | ¥49,800 | ¥49,440 |
中国元 | ¥56,070 | ¥56,040 |
香港ドル | ¥47,940 | ¥47,310 |
タイバーツ | ¥57,750 | ¥58,200 |
豪ドル | ¥45,880 | ¥46,360 |
英ポンド | ¥48,990 | ¥49,215 |
カナダドル | ¥46,455 | ¥46,995 |
シンガポールドル | ¥51,960 | ¥52,488 |
フィリピンペソ | ¥59,000 | ¥61,500 |
GPAは8通貨で安く、トラベレックスは4通貨で安い結果となりました。
トラベレックスは東アジアの通貨(韓国ウォン、台湾ドル、中国人民元、香港ドル)に強い傾向があるようです。
上記はトラベレックスオンラインでのレートですが、空港や町中にあるトラベレックス店舗のレートは異なり、店舗利用だけのメリットもあります。
メリット | クレジットカード(JCB)で外貨両替できるため、支払いを翌月以降に繰り越せる。ポイント分も実質割引になる。 |
---|---|
デメリット | そもそもレートがオンラインより悪いことが多い。 |
クレジットカードのショッピング枠を使って外貨両替ができるというのは、他にない大きな特長です。
還元率の高いカードなら、実質1%分のポイントがもらえるというメリットがあります。
分割払いにすれば、さらに支払いを遅らせることもできますし、お金にあまり余裕がないという場合は利用する価値がありますね。
それでは羽田空港店と新宿西口店のレートもチェックしてみましょう。
トラベレックス オンライン |
トラベレックス 羽田空港店 |
トラベレックス 新宿西口店 |
|
---|---|---|---|
米ドル | ¥54,885 | ¥56,480 | ¥55,290 |
ユーロ | ¥54,584 | 未確認 | ¥55,032 |
韓国ウォン | ¥55,050 | ¥55,050 | ¥58,500 |
台湾ドル | ¥49,440 | 未確認 | ¥51,360 |
中国元 | ¥56,040 | ¥60,120 | ¥57,150 |
香港ドル | ¥47,310 | ¥51,030 | ¥48,690 |
タイバーツ | ¥58,200 | 未確認 | 未確認 |
豪ドル | ¥46,360 | 未確認 | 未確認 |
英ポンド | ¥49,215 | 未確認 | ¥50,052 |
カナダドル | ¥46,995 | 未確認 | ¥47,900 |
シンガポールドル | ¥52,488 | 未確認 | ¥54,030 |
フィリピンペソ | ¥61,500 | 未確認 | ¥63,500 |
やはりオンラインでの事前購入がどの通貨でも最安値になっています。
1%還元のクレジットカードを店舗で利用しても、レートに1%以上の差があることが多いため、やはりオンラインの方がお得です。
トラベレックスを利用するなら、基本的にはオンラインで事前購入するのがおすすめです。
店舗を利用するのは、クレジットカードのショッピング枠で外貨両替したいという時だけにしましょう。
大黒屋の外貨両替レート比較
全国に200店舗以上を構える金券ショップの最大手「大黒屋」。
多くの店舗で外貨両替も行っています。その換金レートも店舗ごとに異なるため、各地域の大黒屋を調査してみました。
調べたのは、金券ショップ最激戦区の新宿西口(新宿思い出横町店)と少し離れた新宿南口店、大阪なんば店、国際空港のない都市の代表として福岡・博多筑紫口店です。
大黒屋 新宿南口店 |
大黒屋 新宿思い出 横丁店 |
大黒屋 なんば店 (大阪) |
大黒屋 博多筑紫口店 (福岡) |
|
---|---|---|---|---|
米ドル | ¥54,760 | ¥54,510 | ¥54,510 | ¥54,510 |
ユーロ | ¥54,524 | ¥54,444 | ¥54,484 | ¥54,404 |
韓国ウォン | ¥57,650 | - | - | - |
台湾ドル | ¥49,627 | - | - | - |
中国元 | ¥58,590 | - | - | - |
香港ドル | ¥48,090 | - | - | - |
タイバーツ | ¥57,461 | - | - | - |
豪ドル | ¥46,280 | - | - | - |
英ポンド | ¥48,828 | - | - | - |
カナダドル | ¥47,425 | - | - | - |
シンガポールドル | ¥52,482 | - | - | - |
フィリピンペソ | ¥58,250 | - | - | - |
円から外貨よりも、外貨から円への両替が多いようで、多くの通貨に対応している店舗は、全国でも新宿南口店、渋谷店、池袋西武駅前店などの数店舗のみ。
ほとんどの店舗はドルやユーロのみの対応でした。
そのため、ドルとユーロのみの比較となりましたが、かなり意外な結果に。
激戦区の新宿西口(新宿思い出横町店)が最安値と予想していましたが、一番安いのは博多の大黒屋でした。
12通貨の取り扱いがある新宿南口店が、ドル・ユーロともに一番悪いレートになっています。
それ以外の3店舗は地域が違っても、ドルのレートがまったく同じで、ユーロも数十円の差しかありません。
大黒屋の場合、どの地方でも店舗ごとの差はほとんどないと考えて良さそうです。
金券ショップ(アクセスチケット、甲南チケットほか)の外貨両替レート比較
大黒屋以外にも金券ショップはたくさんあります。
大黒屋以外の大手が安いのか、それとも中小の金券ショップの方が安いのか。
金券ショップが建ち並ぶ新宿西口で外貨両替を行っている4つのショップを比較してみました。
- アクセスチケット(全国60店舗の大手)
- 甲南チケット(関西を中心に40店舗の大手)
- チケットオズ(1店舗のみ?)
- チケットレンジャー/ドルレンジャー(4店舗)
それでは金券ショップのレートを比較してみましょう。(レート表の写真撮影NGのショップもあり、かなり大変でした。。)
アクセス チケット |
甲南 チケット |
チケット オズ |
ドルレンジャー 新宿西口店 |
ドルレンジャー 東京駅前店 |
|
---|---|---|---|---|---|
米ドル | ¥53,295 | ¥54,600 | ¥53,910 | ¥53,845 | ¥54,395 |
ユーロ | ¥52,628 | ¥54,444 | ¥53,812 | ¥53,440 | ¥53,804 |
韓国ウォン | ¥50,050 | ¥57,400 | ¥52,250 | ¥50,590 | ¥51,020 |
台湾ドル | ¥44,160 | - | ¥45,120 | ¥44,400 | ¥44,436 |
中国元 | ¥50,820 | ¥56,010 | ¥51,630 | ¥51,120 | ¥51,420 |
香港ドル | - | ¥47,970 | ¥42,150 | ¥41,880 | ¥41,370 |
タイバーツ | - | ¥58,500 | ¥55,050 | ¥53,055 | ¥52,260 |
豪ドル | ¥41,360 | - | - | ¥41,740 | ¥42,005 |
英ポンド | ¥45,687 | - | - | ¥46,425 | ¥46,824 |
カナダドル | ¥42,690 | - | - | ¥42,740 | ¥43,280 |
シンガポールドル | ¥49,128 | - | - | ¥49,236 | ¥49,668 |
フィリピンペソ | - | - | - | - | - |
アクセスチケットの圧勝です。全取り扱い通貨で最安値です。
金券ショップだけでなく、空港の両替所や銀行も含めて、全12通貨で最安レートとなりました。
アクセスチケットは、新宿思い出横丁店と大ガード下店を調査しましたが、新宿思い出横丁店の方がわずかに安い傾向でした。
ドルレンジャー新宿西口店も香港ドルで最安値、ほかの通貨も2位となっており、かなり安いレートです。
やはり金券ショップの激戦区・新宿西口では、かなりお得な為替手数料で外貨両替できる店があることが証明されました。
しかし、少し気になることが。実は、この日の午後16時頃のドル/円レートは「1ドル=107.3円」。
そしてアクセスチケットのドル/円レート(午後14時半頃)は、「1ドル=106.59円」だったのです。
FXではスプレッド(売りと買いの手数料の差)は1銭(0.01円)以下が相場ですし、外国為替レートよりも安いのはさすがにおかしいと思い、レートとは別に手数料が上乗せされないか、再度店員さんに確認に行きました。
すると、提示しているレートは間違いなく手数料込みのレートとのこと。ただ、レートは一日に何度も変更されるとのことでした。
為替レートに合わせた両替レート変更はもちろん、近所の競合店舗のライバルチェックをかなりしているようですね。
為替レートよりも安いという謎は結局解決できず、わからずじまいでした。(おかしなことではないのでしょうか?もし詳しい方がいればコメントお願いします)
それでも、わかりやすく「外貨両替のレートがいい店」を発見できて、調査した甲斐がありました。
アクセスチケットの外貨両替MEX、安いです。
外貨宅配業者(ドルユーロ、大黒屋宅配ほか)の送料込み両替レート比較
最後に、外貨を宅配で届けてくれる会社のレート比較です。
こんなサービスがあることは初めて知りましたが、振込手数料や送料もかかりますし、自宅で受け取る手間もあります。
それでも利用者がいるといるということは、レートがかなりいいのでしょうか。
外貨宅配専門業者のドルユーロと、宅配に対応している金券ショップの大黒屋、外貨両替店(GPA、トラベレックス)を比較してみました。
まず、送料や配送方法の違いのまとめです。
ドルユーロ | 送料400円。10万円以上の両替で無料に。代引きは送料700円。 |
---|---|
大黒屋宅配サービス | 送料700円。振り込みのみ。 |
GPA | 店舗と同レートで送料無料。代引きのみ。最低額は3万円以上。 |
トラベレックス | 送料1,000円(振込・代引きとも)。10万円以上の両替で無料に。 |
GPAは空港のレートと同じで、送料無料というのはすごいですね。専門のドルユーロは送料が400円と低めです。
レートの比較は送料込みの金額で、代引きのみの業者もあるため振込手数料は無視しています。
ドル ユーロ |
大黒屋 宅配 |
GPA | トラベレックス オンライン |
|
---|---|---|---|---|
米ドル | ¥55,085 | ¥55,255 | ¥54,840 | ¥55,885 |
ユーロ | ¥54,784 | ¥55,352 | ¥54,520 | ¥55,584 |
韓国ウォン | ¥51,630 | ¥58,300 | ¥57,350 | ¥56,050 |
台湾ドル | ¥45,916 | ¥50,344 | ¥49,800 | ¥50,440 |
中国元 | ¥52,930 | ¥58,000 | ¥56,070 | ¥57,040 |
香港ドル | ¥42,430 | ¥48,850 | ¥47,940 | ¥48,310 |
タイバーツ | ¥53,890 | ¥58,300 | ¥57,750 | ¥59,200 |
豪ドル | ¥43,240 | ¥47,135 | ¥45,880 | ¥47,360 |
英ポンド | ¥48,535 | ¥49,783 | ¥48,990 | ¥50,215 |
カナダドル | ¥44,440 | ¥48,120 | ¥46,455 | ¥47,995 |
シンガポールドル | ¥50,800 | ¥53,266 | ¥51,960 | ¥53,488 |
フィリピンペソ | ¥53,825 | - | ¥59,000 | ¥62,500 |
専門業者のドルユーロが10通貨で最安値、GPAが2通貨で最安値という結果でした。
ドルやユーロは金額差が少ないため、送料や手間を考えると宅配の利用は微妙なところです。
ですが、その他の通貨は空港にある両替所よりもかなりレートがいいことがわかりました。
金券ショップが近くにない方はもちろん、金券ショップに出向く手間と時間を考えても外貨両替の宅配サービスはかなりおすすめできます。
外貨両替のレートが安いのは「金券ショップ」か「外貨宅配」
今回調査した12通貨・20店舗の中で、金額の差が一番大きかったのは韓国ウォンで、アクセスチケットの最安値50,050円とトラベレックス新宿西口店の最高値58,500円でした。
知らずに最高値の店舗で外貨両替していると、8,450円も損していたことになります。
とはいえ、金券ショップは外国通貨が売り切れのことが多いので、注意するようにしましょう。
お得な方法でかしこく外貨両替すれば、節約できた金額分、ちょっと贅沢してみたり、海外旅行はもっと楽しくできますね。
次に海外旅行に行くときのために、お得な外貨両替の方法を覚えておいてください。
それでは、記事のまとめです。
- 激戦区にある金券ショップでの外貨両替が最安(ただ、品切れが多いことに要注意)
- 金券ショップ以外では外貨宅配のレートが安く、ドルとユーロ以外の通貨ならかなりお得
- 空港にある両替所は、どこでもあまりレートの差はない
- 銀行の支店で事前に外貨両替するのが一番損をする
そもそもの話ですが、海外旅行で現地通貨が必要な場合、金券ショップや外貨宅配での外貨両替よりもお得な方法があります。
現地に到着してから、ATMでキャッシング(海外キャッシング)する方法です。
詳しくはこちらの記事にまとめているので、あわせてチェックしてみてください。
【海外キャッシング手数料比較】外貨両替よりクレジットカードがおすすめ