2024年の海外保険付きクレジットカード徹底比較

目次を開く

【海外キャッシング手数料比較】外貨両替よりカードがおすすめ

l_028

PR

海外旅行では買い物やチップなどで現金は必須です。空港の銀行や外貨両替所で日本円と現地通貨に両替する方が多いと思いますが、実はもっとお得でおすすめの方法があるんです。

一番お得な外貨両替方法はどれなのか実証するため、外貨両替所から海外キャッシング、マネパカードまで、主要6通貨での両替コストの比較調査を実施(比較表は記事の最後へ)。

圧倒的に手数料が安いのは、エポスカードを使った海外キャッシングでした。

2018年11月12日更新

実は意外に高い銀行・外貨両替所の手数料

銀行や両替所(トラベレックスなど)で外貨両替をする場合には、結構な為替手数料がかかっています。

しかも、手数料は実際の銀行の為替レートに上乗せされる形で含まれているので知らないうちに手数料を取られているという感じです。

手数料の上乗せ分はドルやユーロなら大体2.5~3%程度、アジアの通貨は10%超など通貨ごとに決まっていて、ある程度の額を両替すれば手数料もふくれ上がります。

【例】外貨両替所で10万円分をドルに替えた場合(レート:1ドル=100円)

レートに含まれる手数料 3%
両替コストの合計 3,000円

ドルの両替コストは、3,000円ほどかかっていることになります。

ドルやユーロはましな方ですが、台湾ドルや韓国ウォンなどの通貨では、手数料の割合は数倍となり、10~15%を超える暴利を取られてしまいます。

【例】外貨両替所で10万円分を台湾ドルに替えた場合(レート:1台湾ドル=3.5円)

レートに含まれる手数料 12%
両替コストの合計 12,000円

台湾ドルの場合、手数料だけで1万円を超えてしまいました。手数料分で結構な買い物ができてしまいますね。

ちなみに外貨両替所を利用する場合、日本国内で両替する方法と外国に行ってから両替する方法がありますが、どちらがコストが安いかは、一般的にはその外貨と比べて日本円の流通量が多いか少ないかで決まります。

つまり米ドル、ユーロに対しては日本円の方がマイナーなため、基本的に日本国内で両替した方が安くなります。

一方、その他のポンドや豪ドル、韓国ウォン、中国元に対しては日本円の方がメジャーなため、現地で両替した方が安くなります。

クレジットカードで海外ATMから現金を引き出しする「海外キャッシング」で手数料を1/5以下にできる

外貨両替所に比べて手数料を大幅に抑えられるのが、クレジットカードを使った海外キャッシングです。

クレジットカードのキャッシング機能を使って現地のお金をATMで下ろすという方法で、旅慣れた人にとっては外貨両替の定番となっています。

海外キャッシングが利用できる現地のATMの目印は、VISAならPLUSマーク、MasterやJCBならCirrusマークです。(アメックスは海外キャッシングができません)

visa-plusmaster-cirrus

国際ブランド ステッカーの種類
VISA VISAまたはPLUS
MasterCard MastercardまたはCirrus
JCB JCBまたはCirrus
ダイナース Diners ClubまたはPulse

海外ATMは、空港はもちろん街中にたくさんあり、24時間利用できるATMもあるためいつでも現地通貨の引き出しができて便利です。

海外ATMは日本語対応していないものも多いですが、簡単な英語で操作可能です。基本的にこの3つの単語だけ覚えておいて、そのボタンを押せば大丈夫でしょう。

  • ENTER PIN=暗証番号を入力
  • WITHDRAWAL=引き出す
  • CREDIT=クレジットカードでの取引

VISAのサイトには、ATMの操作方法やATMの場所を検索する機能もあるのでチェックしてみてください。

icon-chevron-circle-right 海外ATMの操作方法(VISA)

海外でのショッピングでクレジットカードを使うと、カード会社の事務手数料として国際レートに1.63%が上乗せされますが、海外キャッシングでは事務手数料がかからず、金利のみが発生します(一部のカードはATM引出し手数料、外資系などごく一部はレート上乗せもあり)。

金利は利用日から引き落とし日までの日割りで計算され、多くのカードで最短27日〜最長57日ほどの利息がかかることになります。

【例】1000ドルを一般的なカードで海外キャッシングした場合(レート:1ドル100円、返済日:40日後で試算)

利息(金利18%) 1,970円
現地ATM手数料 216円
両替コストの合計 約2,190円

海外キャッシングの両替コストは、日本円換算の金額が同じならドルでもユーロでも韓国ウォンでも変わりません。

約2,190円ということはつまり、ドルなら外貨両替所で両替するコストの約2/3、台湾ドルなら1/5以下にできるということですね。

キャッシングというと少し抵抗がある方もいるかと思いますが(管理人も日本国内ではキャッシングしたことがありません)、結局はクレジットカードを使った場合といっしょで、翌月に一括返済されるだけなので慣れれば本当に気軽に使えるものです。

海外キャッシングにおすすめのエポスカードなら手数料が200円に!

年会費無料のエポスカードには、初めてキャッシングした人は30日間の金利が0円になるというサービスがあります。

これは海外キャッシングも対象で、30日以内の返済なら実質ATM手数料だけで済むということです。

利息(初回利用の場合) 0円
現地ATM手数料 216円
両替コストの合計 216円

両替コストは税抜200円!驚きの安さですね。

銀行での外貨両替と比べると、ドルなら2800円の節約、台湾ドルなら12,800円も節約できることになります。

カードローンで初回金利0円というのはよく耳にしますが、クレジットカード会社の海外キャッシングで金利0円になるのはエポスカードだけです。

海外キャッシングしてから引き落とし日を待っていると30日を超えて利息がかかるかもしれません。

帰国したら「繰上返済」も検討しましょう。エポスカードは全国のエポスATMで手数料無料で簡単に繰上返済できます。

プリペイド派ならマネパカードが最安

海外キャッシングはキャッシング枠内の金額までしか利用できないため、高額を使う場合は不便なことがあります。

また、クレジットカードは年齢制限があって学生は持てなかったり、審査が通らないなど、クレカを作れない方もいます。海外では不正利用や盗難が心配で、クレジットカードをあまり使いたくないという方もいると思います。

そんな方にとっておすすめなのが、プリペイドカードやデビットカード。

キャッシュパスポートやソニーバンク・ウォレット、その他VISAデビットカードなど、さまざまな種類がありますが、手数料が安さで選べば「マネパカード」です。
manepa-cardマネパカードは海外専用のキャッシュカードで、事前に日本の銀行口座に入金(振込手数料は必要)しておいた日本円をチャージして使います。プリペイド式のため、キャッシング枠はありませんし(月200万円までの利用限度はあり)、利息もかかりません。

Masterブランドとしてクレジットカードのように使えるほか、ATMでクレカの海外キャッシングに近い低コストで現金を引き出すこともできます。

マネパカードはプリペイド式のカードなので審査がありません。提供しているのはマネーパートナーズというFX(外国証拠金取引)の大手企業で、安全性もまったく問題ありません。

【外貨両替のコスト比較一覧表】1万円以上の差も!

ここまでの例では両替コストの差をわかりやすくするため、どの方法でもレートが同一という前提で試算しましたが、銀行・外貨両替所の為替手数料を含むレート、カード会社(国際ブランド)のレート、マネパカードのレートはそれぞれ異なります。

そこで、実際のレートでどのぐらいコストに差が出るのか。一目で分かるように徹底調査してみました。

icon-chevron-circle-rightトラベレックス(銀行よりわずかに手数料が安め)
icon-chevron-circle-right海外キャッシング(エポスカードで金利0円適用)
icon-chevron-circle-rightマネパカード
以上3つの両替法の総コストを、各通貨で比べました。

■2018年4月9日午後のレートで計算
○海外キャッシングはMasterCardのレートで計算(実際の支払いは2〜4日後のレートで計算されます)。 ○マネパカードの口座への振込手数料は432円で計算。

通貨 トラベレックス 海外キャッシング
(エポスカード)
マネパカード
1000
米ドル
109,420円 107,408円 108,488円
1000
ユーロ
135,510円 132,188円 133,561円
500
英ポンド
80,925円 76,116円 77,095円
5000
中国元
92,800円 85,266円 88,881円
1000
豪ドル
91,720円 82,756円 84,064円
2万
台湾ドル
82,400円 73,416円 76,280円
5000
香港ドル
78,650円 68,516円 70,461円

マネパカードは両替レートがWebで公開されておらず、通貨によって計算方法も異なるため、何度も問い合わせをして表にまとめるのに5時間もかかってしまいました。。

調査した6通貨すべてで

  • エポスカードでの海外キャッシングが最安

という結果になりました。

トラベレックスと比べてドルで2,000円、ユーロで3,000円、中国元で7,000円の差、豪ドルと台湾ドルは9,000円、香港ドルではなんと10,000円以上の差となっています。

2016年の調査時と比べるとトラベレックスの手数料がわずかに改善したようですが、それでもレートでは最大で16%も損しているということになります。

銀行で外貨両替するのは、もはや大損していると言えるレベルです。

マネパカードは、MONOQLO(モノクロ)特別編集「旅行完全ガイド(15年・16年最新版)」で最強の外貨両替方法として紹介されており、一般的なカードの海外キャッシング(繰上返済なし)よりも安いことが多いです。

しかし、初回30日間金利0円のエポスカードの海外キャッシングと比べると、マネパカードは最強とは言えません。

手間の面でも、銀行口座への振込と通貨を指定してチャージが必要なマネパカードの方が時間がかかると言えます。

外貨を安く両替したいなら、エポスカードでの海外キャッシング&繰上返済が、手数料が最安で断然お得です。

エポスカードの海外キャッシングについてもっと詳しく知りたい人は、以下の解説記事もおすすめです。

海外キャッシングの注意点

海外キャッシングする際の注意すべき点も確認しておきましょう。

キャッシング枠の設定が必要

クレジットカードにはショッピング枠とキャッシング枠があり、キャッシング枠なし(0円)にしている場合、海外キャッシングはできません。

キャッシング枠0円から変更する場合、審査に1週間以上かかることもあるので、事前に確認しておきましょう。

海外キャッシングができないカードがある

キャッシング枠を設定していても、海外でのキャッシングに対応していないクレジットカードも一部あります。

「ビューカード」と「アメリカン・エキスプレス」です。

ビューカードは、一般のビューSuicaカード、ビックカメラSuica、ルミネカードなど人気のカードがありますが、どれも海外キャッシングができません。

アメリカン・エキスプレスでは、アメックスグリーンカードやアメックスゴールドカード、ANAアメックス、スカイトラベラーカードなどアメリカン・エキスプレス・インターナショナルが発行するカードは海外キャッシングに対応していません。

一方で、セゾン・アメックスやMUFGアメックスなど、「アメックスの提携カード」は海外キャッシング可能ですのでしっかりチェックしておきましょう。

 

外貨両替の手数料に加えて、海外旅行保険を節約したい方は、以下の記事もぜひチェックしてみてください。

icon-chevron-circle-right 「年会費無料」で海外旅行保険が自動付帯のクレジットカード
icon-chevron-circle-right 子供・家族も補償される海外旅行保険付きクレジットカード

※当サイトの表記内容は2018年11月現在のものです。

当サイトについて

クレジットカード付帯の海外保険について、活用のコツや注意点を徹底ガイド。旅行会社や空港で無駄な保険に入る必要はないことを証明しています。年会費無料のお得なカードから、子供連れでも家族全員が補償されるゴールド・プラチナカードまでカードの海外旅行傷害保険を比較し、メリット豊富なおすすめカードもご紹介します。
PAGETOP