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色々な国に行くのにそれぞれの国の通貨を持って行くのは、手間がかかるしかさばるし、何より紛失・盗難のリスクが高すぎます。そんなときに便利なのが、ソニー銀行が発行するデビットカード「ソニーバンクウォレット」ですが、使い方やメリットはもちろん、気になる手数料や注意点まで解説します。
ソニーバンクウォレットの使える国
ソニーバンクウォレットにはVISAブランドが搭載されていますので、210以上の国と地域にある3,800万店以上のVISA加盟店で、ショッピング利用できます。海外キャッシングについても、「VISA」「PLUS」マークの付いた世界200以上の国・地域にある230万台以上のATMで、利用可能です。
ソニーバンクウォレットの手数料
ソニーバンクウォレットを利用する際に気になるのが、各種手数料です。せっかくお得な買い物をしたと思っても、手数料が高額では意味がありません。
ソニーバンクウォレットの海外ショッピング手数料を他の海外プリペイドカードと比較
まずは、ソニーバンクウォレットを海外ショッピングで利用した際の手数料を、「マネパカード」「キャッシュパスポート」「ネオマネー」と比較してみましょう。
ソニーバンクウォレット | マネパカード | キャッシュパスポート | ネオマネー | |
---|---|---|---|---|
チャージ手数料 | 無料 | 無料 | チャージ額の1% | 無料 |
海外事務手数料 | 1.76%の場合も | 無料 | 無料 | 利用額の4% |
未チャージ通貨での ショッピング |
該当なし | 利用額の3% | 利用額の4% | 無料 |
ソニーバンクウォレットには、10通貨の外貨普通預金口座(米ドル、ユーロ、英ポンド、豪ドル、NZドル、カナダドル、スイスフラン、香港ドル、南アランド、スウェーデンクローナ)が用意されています。対象10通貨の口座を開設した上で口座に外貨預金残高があれば、そこから利用分が引き落とされますので、手数料は一切かかりません。
- 対象10通貨の口座未開設
- 対象10通貨以外でのショッピング
に該当する場合は、手数料として利用額の1.76%がかかります。
さらに、対象10通貨の口座を開設しているものの、残高不足の場合は「円からアシスト」(不足分を日本円普通預金から購入するサービス)が働き、以下のようなソニー銀行の為替コストを負担する必要があります(2018年9月3日現在)。
購入する外貨 | 1通貨当り為替コスト | 購入する外貨 | 1通貨当り為替コスト |
---|---|---|---|
米ドル | 0.15円 | カナダドル | 0.45円 |
ユーロ | 0.15円 | スイスフラン | 0.45円 |
英ポンド | 0.45円 | 香港ドル | 0.09円 |
豪ドル | 0.45円 | 南アランド | 0.20円 |
NZドル | 0.45円 | スウェーデンクローナ | 0.09円 |
豪ドル(1豪ドル=80.24円)やNZドル(1NZドル=73.76円)のように、1通貨当たりの日本円が低いマイナー通貨は、購入時のコストが高くつきますので注意しましょう。
ソニーバンクウォレットの海外キャッシング手数料をクレジットカードと比較
次に、ソニーバンクウォレットの海外キャッシングでかかる手数料を、クレジットカードと比較しましょう。
ソニーバンクウォレット | 楽天カード | 三井住友VISAカード | |
---|---|---|---|
海外事務手数料 | 1.76% | 無料 | 無料 |
ATM手数料 | 216円/回かかる場合も | 216円/回 | 108円~216円/回 |
金利 | 無料 | 年18% | 年18% |
海外ショッピングの時と同様の条件で、ソニー銀行の為替コストが発生する可能性があります。また、海外キャッシングの場合は対象通貨の口座開設や残高に関係なく、1.76%の海外事務手数料が発生します。
しかし、クレジットカードのキャッシングは借金扱いなので、年18%程度の金利がかかりますが、ソニーバンクウォレットは自分の口座からお金を引き出すので借金ではなく、金利はかかりません。また、対象10通貨の外貨口座を開設してその口座からキャッシングすれば、216円のATM手数料はかかりません。
その他のソニーバンクウォレットのメリット
ソニーバンクウォレットには、海外の多くの店やATMで使える、海外ショッピングの手数料が比較的お得以外のメリットもあります。
国内でも普通に使える
ソニーバンクウォレットは、海外だけでなく国内でも普通に使えます。ソニー銀行との取引状況に応じてステータスがアップし、ステータスランクによっては国内ショッピングで最大2%のキャッシュバックを受けられます。
マネパカードでも国内ショッピングが可能ですが、国内で日本円を引き出すことはできません。一方のソニーバンクウォレットはキャッシュカード機能もあるため、日本円普通預金からもちろん金利なしで引き出すことができます。
保険・補償が充実
ソニーバンクウォレットは、保険や補償も充実しています。
ソニーバンクウォレットで購入した品物が破損・盗難等の被害に遭った際には、購入から60日間の期間、年間50万円(自己負担1事故あたり5,000円)を上限に補償してくれるショッピング保険が付帯しています。また、カードが第三者に不正利用された際も、1日あたりの限度額の範囲で補償してくれます。
特典・優待も充実
ソニーバンクウォレットは保険や補償だけでなく、以下のように特典・優待も充実しています。
店舗・サービス名 | 特典・優待内容 |
---|---|
PlayStationNetwork/ PlayStatioStore |
2%キャッシュバック |
ソニーストア | 3%オフ |
hulu | 1か月間無料視聴 |
ソニー銀行 | 他行への振込手数料月2回無料 |
アート引越センター | 引越し基本料金25%オフなど |
ハーツレンタカー | 基本料金最大20%オフ |
トラベレックス | 店頭表示レートより優遇レートで両替 |
ソニーバンクウォレットのデメリット
ソニーバンクウォレットはメリットばかりではなく、もちろん以下のようなデメリットもあります。
使えない店・サービスがある
ソニーバンクウォレットは、以下のお店・サービスでは利用できません。
- ガソリンスタンド
- 高速道路
- 通信関係の利用料金
- モバオク利用料
- 機内販売
- 一部交通系ICカード
- CD・DVDレンタルサービス
- 海外投資
対象10通貨以外の国でのキャッシングは不利
対象10通貨以外の国へ行くと、海外事務手数料として利用額の1.76%が徴収されます。さらに、対象10通貨以外の国でキャッシングをすると、216円/回の手数料がかかるので、最も手数料を支払うパターンとなります。
ソニーバンクウォレットの使い方
まずは、ソニーバンクウォレットの使い方を説明しましょう。マネパカードやキャッシュパスポートなどの海外プリペイドカードは、事前にチャージ(入金)をしないといけませんが、ソニーバンクウォレットはデビットカードなので、ソニー銀行の口座にお金があればそのまま利用できます。
ソニーバンクウォレットは、国内でのショッピングやキャッシュカードを使った預金の引き出しはもちろん、海外でのショッピングやキャッシングにも使えます。ここでは、海外でのショッピングやキャッシングの使い方について、詳しく見ていきましょう。
海外ショッピングの使い方
ソニーバンクウォレットの海外ショッピングは、以下のように行なってください。
- カードを提示、「カード払いで」「1回払いで」と言う
- 4桁の暗証番号を入力(またはサイン)
- カード・商品・利用明細を受け取る
基本的には、クレジットカードの海外ショッピングと変わりません。
海外キャッシングの使い方
次は、海外キャッシングの使い方ですが、以下のように行なってください。
- 対応ATMへ行き、カードを挿入(またはスライド)
- 4桁の暗証番号を入力
- 「WITHDRAWAL」(引き出し)を選択
- 「SAVINGS」(預金)を選択
- 金額を入力
- 現金・カード・利用明細を受け取る
ソニーバンクウォレットを国内ATMでキャッシュカードとして使う場合は、カード表面を上にして右側から挿入しますが、海外ATMを使う際には、カード表面を上にして左側(ICチップのある方)から挿入してください。
ソニーバンクウォレットの申込方法・年齢制限・審査基準
ソニーバンクウォレットの申込はソニー銀行の口座開設が必須
ソニーバンクウォレットは、ソニー銀行の口座開設が必須です。まずソニー銀行で口座開設をしてから、以下のような流れで申込~利用開始手続きをしてください。
- 希望のカードデザインを選ぶ
- ログインパスワード・暗証番号(キャッシュカードとVISAデビット)を設定する
- 申込完了
- トークン(ワンタイムパスワードを発行する機械)が届く
- 本人限定受取郵便物でソニーバンクウォレットが届く
- 本人確認書類を提示して郵便物を受け取る
- カード裏面の確認番号を入力してログインする
- 取引暗証番号(5ケタ)を入力する
- 利用パソコンを登録する
- トークンとの紐づけを行なう
- お客様カード情報に登録する
ソニーバンクウォレットのハードルはさほど高くない
ソニー銀行に円普通預金を保有している15歳以上の人でしたら、ソニーバンクウォレットに申込可能です。また、クレジットカードは借金扱いのため与信審査がありますが、ソニーバンクウォレットは自分の口座からお金を引き出すため、与信審査がありません。
よって、ソニーバンクウォレットを持つためのハードルはさほど高くないといえるでしょう。
お得なサービスが多いソニーバンクウォレット
ソニーバンクウォレットは、対象10通貨以外の国での使い勝手があまりよくなく、利用できない店舗・サービスがあるなどのデメリットがありますが、それを補って余りあるメリットがあります。
比較的お得な手数料や為替レートはもちろんですが、キャッシュバック最大2%や各種割引・優待などのお得なサービスが充実しています。海外旅行だけでなく、日本国内の普段使いのカードとしても、ソニーバンクウォレットは優秀です。