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海外で事故に遭う確率はどれぐらい?

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旅行先でのトラブルに備えると言っても、必要以上のお金や手間はかけたくないものです。
実際、海外でトラブルに遭う確率はどれくらいなのでしょうか?

 


26人に1人は何らかの事故に!?

JTBグループの保険会社「ジェイアイ傷害火災保険」では、保険加入者と保険支払い件数から事故発生率を出しています。
そのデータによると2012年度の事故発生率は3.38%、前年度より0.3%増えたそうです。

ここから計算すると、26人に1人ほどの割合で何らかの事故が発生しているということです。
26人というとあまり多くないようにも感じられますが、夫婦での旅行と考えると、13組に1組は何らかのトラブルに見舞われています。

4人家族であったなら6.5組に1組です。想像しているより高い割合ではないでしょうか。

 

本当はもっと少ないはず…

とはいえこのデータ、実際にトラブルに合う確率かというと、そうではありません。有料の保険に加入した人を対象にしたデータですから、せっかくなら払ったお金の元を取ろうという意識が働きますよね。

ですから「病院に行くほどのケガ・病気じゃないけど、治療を受けた」ということが起こります。
ほかにも、絶対にいけないことですが「本当は忘れ物で紛失したんだけど、盗難にあったことにして携行品損害の補償を受けた」という話も何度か聞いたことがあります。

ですから、実際にトラブルに合う確率は26人に1人よりはずっと少ないとは思います。

ちなみに、300万円を超える高額な治療費が必要になる確率はこちらでご紹介しています。

 


治療・救援者費用の補償が一番多い

さて、「ジェイアイ傷害火災保険」のデータの事故内容を詳しく見てみると、一番件数が多いのが治療・救援者費用(45.7%)です。
ケガや病気をした際の治療費と、入院した際に家族が駆け付ける渡航費用の補償です。

次が、スーツケースやカメラなど、手荷物の破損や盗難に使われる携行品損害(36.7%)となっています。
この2つの項目で全体の82.4%と、トラブルのほとんどを占めています。

前年度のデータと比べると、治療・救援者費用は前年に比べて5%ほど減っていて、携行品損害は5%ほど増えています。
最近はスマートフォンやタブレット端末の盗難が急激に増えているということが影響しているようです。

 

エリアごとに傾向がある

全体では最も多い治療・救援者費用ですが、地域ごとに見てみると、事故内容の比率には地域ごとの傾向があります。

北米・中米では全体データとさほど変わりはありませんが、ヨーロッパ・アフリカでは、治療・救援費は30%ほどと少なくなり、携行品損害は50%前後に増えます。
これは、移動のための乗り換えが多い分、スーツケースの破損が多いようです。

また、スリ手段の多様化もあり、盗難被害も増えています。斜めがけバッグで大切なものは管理する、カフェなどで荷物から目を離さないといった警戒が必要です。

一方アジア・オセアニアでは、治療・救援費が60〜70%と高い割合で、携行品は20%前後です。
アジア地域は日本に比べて衛生環境が良くないこと、湿度や気温などの変化が大きいことから、かぜや腹痛などの健康トラブルが多くなります
飲料水や店で出される飲み物の氷など、些細な部分まで気をつける必要があるでしょう。


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