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クレジットカードに付帯する海外旅行保険は、プライベートの旅行ではなく、ビジネス目的の海外出張にも対応できるのでしょうか。
保険会社に問い合わせて詳しく調べてみました。
海外旅行保険は出張にも使える
旅行だけでなく、ビジネスで海外へ行く方も多いですよね。出張中にも病気やケガのリスクはありますし、渡航先によっては盗難などの犯罪に巻き込まれる可能性が日本国内の何倍にもなります。
海外の医療費はおおよその場合日本より高額になることなども考えると、全くの無保険で出張に行くというのは心配なものです。
ところが、海外旅行保険の用意をしている会社もありますが、小さな会社や海外出張が滅多にない会社などでは、そうした準備がないこともあります。自営業で、コストはなるべく抑えたいという方もいるでしょう。
そんなときに、クレジットカード付帯の海外旅行保険です。「旅行」という名称だけど出張にも使えるの?と思われるかもしれませんが、実は問題なく使えます。
旅行というと、家族旅行や新婚旅行といった言葉からプライベートなものがイメージされますが、修学旅行や研修旅行のように公のものもあります。
同じように出張も「業務のための旅行」という旅行の一種なのです。加えて、海外出張中はスケジュールの合間にはプライベートな時間もありますし、視察として観光地を巡るようなこともあり、「これは旅行」「これは出張」と切り離すことは難しい部分もありますね。
当サイトで特におすすめしている究極の4枚をはじめとして、いくつかのカード会社やカード会社と契約している保険会社に問い合わせましたが、一律「出張や留学など目的は問わず保険の対象となる」という回答で、「会社やカードの種類に限らず、ほとんどの場合出張も補償の対象になります」とのことでした。
出張での保険利用の注意点
出張でも海外旅行保険は有効ですが、カード付帯保険ならではの注意点もあります。
付帯条件を確認
クレジットカードの海外旅行保険には、カードによって自動付帯のものと利用付帯のものがあります。
自動付帯ならば持っているだけで保険が適用されますが、利用付帯は出張のための費用をカードで支払わなければ保険が使えません。
例えば宿泊費や航空券、空港までの公共交通機関の費用などです。これらを会社が手配してしまう場合は自動付帯のカードが必要ですので、手持ちのカードの付帯条件を確認しておきましょう。
新たにカードを作る場合は自動付帯のものがおすすめです。
補償期間を確認
カード付帯の海外旅行保険には補償期間の制限があります。補償期間は1回の出張につき最長90日です。
1度帰国後に再度出国した場合はまた90日以内は補償されますし、間に帰国を挟めば何度でも補償されます。しかし補償期間を過ぎてしまうと保険は使えません。
期限は最長で90日ですが、カードによってはまれに30日ないし60日というものもあります。長期出張の場合は注意しましょう。
万全に備えるには
出張の場合、業務用のパソコンやタブレットなど高価な電子機器などを持っていくこともありますから、携行品損害の補償内容はしっかり確認しておきたいポイントです。
1枚のカードあたりの携行品損害補償額は10~30万円ほど。高価なものを損失した場合にはカバーしきれない可能性もあります。
しかし「複数枚のカードで補償額は上乗せできる」のページで解説しているように、携行品損害の補償額は合算できます。
いくつかのカードを持っているとより安心ですね。利用付帯のカードを複数使うのは手間ですから、特に自動付帯カードがおすすめです。