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海外赴任の際、心強い味方となるクレジットカード。ここでは海外赴任におすすめのカードや、赴任中の注意点などをまとめました。
海外赴任が決まったらクレジットカードの検討を
海外赴任となると、住民票や保険の手続き、引越し、銀行口座、携帯電話の用意など、細々と下準備が必要となります。そんな中で忘れがちなのがクレジットカードの見直しです。
海外、特に欧米や中国ではキャッシュレスサービスが多く、クレジットカードは必須アイテム。しかしカードによっては海外での使用に向いていないものもありますし、手続きなどの下準備も必要です。
赴任先でスムーズな生活をスタートさせるためにも、事前にしっかり確認しておきましょう。
VISAとMasterCardのカードは必携
どの国へ行っても使いやすいのはVISAとMasterCardです。その理由はシンプルに、加盟店が多いから。
VISAは世界シェアNo.1、MasterCardはNo.2で、どちらも200以上の国や地域で使用できます。世界中どこでもクレジットカードが使えるお店なら、この2枚があれば大丈夫です。
また、VISAやMasterCardは定型ATMが多いのも魅力です。海外キャッシングができるので、出先でちょっと現金が足りないときなどに重宝します。
どちらか一方だけでも事足りるでしょうが、まれにVISAはOKだけどMasterCardはダメとか、あるいはその逆の場合もありますので、両方のカードを用意していると安心です。
万が一カードを紛失したり、磁気トラブルなどで使用不能になったりした場合のためにも、2枚以上持つのがベストと言えます。
日本のカードを持っていく?現地で作る?
長期間その国に留まる場合には、現地でクレジットカードを作る選択肢もあります。
その国で発行したクレジットカードなら現地通貨での決済になるため、日本のカードよりも為替手数料を安く抑えられたり、為替の変動の影響を受けずに買い物できたりといったメリットがあります。
それに対して日本のカードは、日本の銀行口座で決済されること、利用限度額が高めに設定されていることがメリットです。
海外では日本よりもカードでの支払いが多いので、自然と利用額も大きくなります。そうした中で、限度額が低い現地カードだけでは、大きな買い物ができないという場面が考えられます。
現地に着いた直後の生活に使うことも考えると、日本から複数にカードを持っていくのが安心です。赴任先での生活が落ち着いたら、現地のカード発行を視野に入れるのも良いでしょう。
海外赴任におすすめのクレジットカード
海外赴任のお供におすすめのカードを紹介します。
海外でもカード更新ができる三井住友VISAカード
三井住友VISAカードには海外生活ヘルプデスクというサービスがあり、海外赴任や留学などの長期海外滞在者向けのサポートが受けられます。
カードの利用明細や更新カードを海外の住所へ送ってくれるほか、日本の新聞や雑誌、食料品、日用品なども届けてくれるサービスもあります。赴任先によっては日本のものがなかなか手に入らないこともありますから、日本食品や使い慣れた生活用品を届けてくれるというのは嬉しいですね。
カード年会費とは別に料金がかかりますが、赴任先でのスムーズな生活の助けになること間違いなしです。
ポイント還元率が高い楽天カード
楽天カードは年会費無料カードの中ではポイント還元率が高いのでおすすめ。通常利用では1%還元ですが、楽天市場なら4%の還元になる点も見逃せません。
楽天には海外発送に対応したショップが多くあり、海外赴任中でも様々な買い物ができます。また、楽天市場・楽天ブックスなどの商品を海外配送する「楽天グローバルエクスプレス」というサービスもあり、対応地域も拡大中です。
また、日本国内のご家族へのプレゼントなどを楽天から注文するといった使い方もできます。
ネットショッピングを良く使う、日本の商品も買いたいという方には特におすすめです。
国際ブランドはVISA、MasterCard、JCBから選べますが、上記のとおりVISAかMasterCardを選択しましょう。三井住友VISAと合わせて持つことを考えると、MasterCardを選びたいところです。
中国への赴任なら銀聯(ぎんれん)カード
赴任先が中国ならば、1枚は銀聯カードを持っておきたいところです。
銀聯とは中国の国際ブランドで、近年目覚しい発展を見せています。世界7大ブランドのひとつであり、最近では日本国内でも銀聯の加盟店が増えています。
中国国内では銀聯が最大シェアを持っており、クレジットカードは銀聯しか使えないという店も少なくありません。中国に長期滞在するならば銀聯カードを持っていると便利でしょう。
日本国内でも、三井住友銀聯カードが発行できます。
日本のクレジットカードを持っていく際の注意点
日本のカードを海外赴任に持っていく場合、3つの注意点があります。
決済口座の管理
利用料金の決済口座は日本国内の銀行のものになります。海外から国内の銀行口座の管理をする必要があるので、決済口座はネットバンキングのできる銀行のものにしましょう。ネットバンキングの手続きが必要な場合は、早めに済ませると安心です。
利用明細の受け取り方法
基本的に、カード会社からの郵便物は国内の住所にのみ送られます。利用明細の管理もWEBで行うように設定しておくのがおすすめです。
更新手続き
カードの更新は通常、転送不要の郵便で新しいカードが送られてきます。
カード会社によっては海外へ送付できない場合が多いので、更新の際どのようにしたらいいか早めに確認しておきましょう。
いくつかの方法を下記に紹介します。
海外駐在中にカード有効期限の更新をするには
多くのカード会社では、カード更新の前倒しができます。一番簡単なのは、日本を出発する前にカード会社に連絡し、更新を早めてしまうことです。
しかし5年、10年と海外駐在期間が長期となる場合など、海外で更新する必要も出てきます。
海外でのカード更新は大きく分けて3パターンです。
海外の住所に送ってもらう
カード会社によっては海外の住所へ新しいカードを送ってもらえます。しかし海外への送付は三井住友VISAカードなどかなり限られたサービスです。
なるべく早い時期に、海外送付できるか確認しておきましょう。
国内の家族から転送してもらう
実家など日本国内に家族がいる場合には、家族が更新カードを受け取れます。そこから海外の自分の住所へ転送してもらえばOKです。
ただし、カードによっては本人のみ受け取り可能な場合もあり、受取人が身分証明書の提示を求められることもあります。家族が受け取れるかを、事前にカード会社に確認しておきましょう。
また、海外への郵送は国によっては紛失などのトラブルが考えられます。クレジットカードを郵送するかどうかは、自己判断でお願いします。
心配な場合は、家族に受け取っておいてもらい、一時帰国した際に手渡してもらいましょう。
会社を介して受け取る
会社によっては、現地への出張者を介して更新カードを届けるということもあります。
その場合、国内の家族が更新カードを受け取り、会社に届けて、出張者がカード名義人に手渡すという流れです。
日本と海外で社員の行き来が多い場合などは、こうしたシステムを取り入れている会社もあります。赴任準備の際に、会社に確認しておきましょう。
いずれにせよ、国内での更新よりも手間がかかり、カードの期限から新しいカードを受け取るまでにタイムラグが発生するケースも多分にあります。
カードの期限が切れて手元に使えるクレジットカードが無くなっては困りますので、期限切れのタイミングをずらしたカードを複数用意すると安心です。