KOMUGIさん(女性/46歳)の海外旅行保険体験レポート
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旅行先 | イギリス |
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旅行時期 | 2004年9月 |
加入保険 | 東京海上 |
補償金額 | 当時で300ポンド |
私は2004年にロンドン大学院を卒業しました。
海外大学院の卒業式ということで、日本から母も一緒にイギリスに行きました。
飛行場に到着して早々、まず自分のスーツケースが紛失してしまっていることに気付き、航空会社にたずねたところ一部荷物を日本から積み忘れたので到着次第、宿泊地に届けるということでした。
飛行機で預けた荷物が無くなったり、違う場所に行ってしまったというのはよくきく話ですが、まさか自分の卒業式のために渡英した時にそんな目に合うとは思わなかったので、とてもショックだったと同時に航空会社のいい加減な仕事ぶりに不満を抱きました。
しかし、それよりも心配だったのは卒業式までに、卒業式の時に着る服の入ったスーツケースが到着するかどうかでした。
運よく母のスーツケースは無事に届いていたので、下着やちょっとした身の回り品は借りることができたのですが、洋服だけはまた新たにイギリスで購入しなければならないかと、とても心配になりました。
その時はパニック状態で海外旅行保険のことは完全に忘れていて、もし間に合わなかった場合のために必要なものを手持ちのお金で購入しました。
夜になってようやく海外旅行保険のことを思い出し、保険会社の代理店に連絡しました。
お金は購入したものすべてに払われるのではなく、300ポンドまでしか出ないということでした。
当時300ポンドといえば6万円程度です。
支払いは日本に帰着してからということで、領収書をすべて保管しておくようにということでした。
スーツケースは2日後に無事到着し、何とか卒業式に間に合ったので一安心でした。
しかし、母との初めての海外旅行が台無しになり、イギリスに対して前からよい印象をもっていなかった母には、さらに悪い印象をもたせてしまい残念でした。
日本に帰ってから保険料の請求をし、無事入金されました。
イギリスはもともと仕事ぶりが雑で遅延したり物がなくなるというのは日常茶飯事で、予定通りいくのが珍しい方でした。
私はその国民性に慣れてはいたものの、卒業式という一生に一回の大イベント時に最悪事態に陥ったのは本当に忘れようにも忘れられない事件でした。